みなさんは既に予定を組まれてますか?
リノにはビジネスのお客様がやはり一番多くいらっしゃいますが、京都という土地柄もあって海外から観光にいらっしゃるお客様もしばしば…みなさん年齢も目的も様々ですが、リノを選んでくださるお客様は割りにバックパックを背負った若い方が多いように見受けられます。
たいていは既に自分の国をご出発前に予約を入れて来られますが、中にはフロントに飛び込んできて「今日1部屋空いてないかな…なるべく安いの。」なんて方もいらっしゃいます。そういう人達の旅を見ているとなんだか、懐かしいなぁという気持ちになります。
私も大学生の頃は、行き当たりばったりの旅を時々していました。バイトのお金が少し貯まって時間があったら(なにせ時間だけはたっぷりあった)格安航空券だけとって旅立ちました。なかなか安い宿が見つからなくて知らない町を一人で夜遅くまで歩くこともよくありました。
そういえば、イタリアを一人旅していた時のこと…
ヴェネツィアからローマまで下って、ローマから列車で2時間程のところにある小さな空港から飛行機でロンドンに行く、という旅をしていた時のことです。その空港からの飛行機の時間は割りと朝早く、ローマのホテルに泊まって列車に乗ったのでは間に合わないと判断した私は、前日夜のうちに空港のある町に向かいました。空港の近くでホテルを探すつもりでした。ところが着いてみると、そこはとても小さな田舎町でホテルらしきものはどこにも見当たりませんでした
やっと夜遅くに辿り着いた空港は思ったよりは空港らしく(?!)ここから飛行機が飛び立つのだろうとなんとか想像がつくような場所でした。でも勿論まわりに宿などなく、仕方が無いのでベンチに腰を下ろし朝を待っていました。ところが深夜0時前、やっとウトウトし始めた私の肩を誰かがたたきます。「こんなところで何をしてるんだ?」(イタリア語なのでわからないが多分そんなことを言われた)と制服の中年男性がたっていました。どうやら0時にはクローズするから出て行けとの事
そこからが大変
もう諦めて出て行こうかと思ったそのとき、警備員の一人が、「俺についてこい。」と(多分)言い、歩き出しました。結局私は、従業員の休憩室のような一部屋をあてがわれ、鍵と毛布を受け取り、朝までその部屋を借りました
う〜ん、今考えてもめちゃくちゃな話だけど、そのお陰で私は野宿を免れたのだから、小娘一人とはいえ信頼してくれた警備員さんには言葉もありません。最後の最後にもイタリアらしさを見た気がします。
私は思うのだけれど、そういう種類の無鉄砲な、怖い者知らずの旅というのはある一定の年齢(というか期間?)を過ぎるとできなくなってしまうのではないでしょうか。やっぱり今の私はもう少しまともな旅(きちんと予約をして、何時でもシャワーのお湯が出るホテルに泊まる)を好んでいる気がします。
時間に追われる前の大事な時間を過ごしておられる、学生(に限らず)のみなさん、夏休みですね
By かっしぃ